逆効果になりかねない?3つのカビ対策!

 

こんにちは。コラム担当者の奥田です。

 

 

あじさいも色づき始め、九州や四国ではすでに梅雨入りとなりましたね。

関東では去年は6月8日が梅雨入りでしたが、

今年は平年より早いようですから、

このコラムが掲載される頃には梅雨入りとなるかもしれませんね。

 

さてこの時期、特に注意しなければならないのが「カビ」です。

アレルギーや食中毒など、

健康被害ももたらすカビ対策きちんとできていますか?

 

 

 

そもそもカビはどんな条件で繁殖しやすいかというと、

①酸素

②温度(20度~30度が最も繁殖しやすい)

③湿度(80%以上が最も繁殖しやすい)

④栄養(汚れやほこりなどを栄養とする)

 

酸素や温度はどうしようもありませんから、

対策としては③の湿度を下げること、

④の汚れやほこりを取り除くことがメインとなります。

 

今回は、そんなカビ対策のうち逆効果になりやすいものについて、お話しますね

 

 

 

 ①除湿器やエアコンは、カビの温床!?

 

室内の湿度を下げるために、

除湿器やエアコンの除湿機能を利用することは効果的です。

 

ただ、除湿器やエアコンを使用する前にはフィルターや内部の清掃をお忘れなく!

内部に溜まった水滴やフィルターのほこりで、

カビが非常に繁殖しやすい環境になっています。

 

そのまま使用してしまうと、カビの胞子を室内に撒き散らすことになります。

 

シーズン前など使用する前には

必ずフィルターと内部の清掃をしましょう!

フィルターはできるだけこまめに掃除した方が良いですよ♪

 

 

 

 ②掃除機の使用も要注意!

 

よごれやほこりはカビの栄養源となるため、こまめな掃除は大切ですが…

除湿器やエアコン同様に、掃除機の中もカビが繁殖しやすく、

こちらも室内にカビの胞子を撒き散らしてしまうことになります。

 

掃除機のフィルターもこまめに掃除をするようにしましょう。

 

また、生えてしまったカビを掃除機で吸い込むのもNGです。

目に見えない胞子を排気口から撒き散らしてしまいます。

 

 

 

カビを雑巾で拭く、も間違い!

 

カビが生えてしまっているのを見つけたとき、どうしますか?

掃除機がダメなら、と

つい雑巾でごしごし拭いてしまうかもしれません。

 

ですが、雑巾で拭いただけでは、

カビは死滅しないまま、細かくなって室内に広がってしまいます。

 

濡れた雑巾ならきれいに拭き取れそうに思えるかもしれませんが、

こちらも撒き散らしてしまう上に、水分を与えて余計に育ててしまう結果に…。

 

カビを見つけた場合は、

「消毒用エタノール」をかけてカビを死滅させた上で、

雑巾で拭き取る、のが正解です。

 

 

 

カビ対策をしているつもりが逆効果になってしまうこともあるので、

注意が必要ですね。

 

梅雨入り前に、エアコンや除湿器、掃除機のフィルターは掃除を済ませ、

そのほかもできるだけ汚れやほこりをきれいにしておくことで、

カビの発生が抑えられるはずです。

 

次回はユニフォームに発生するカビについて更新する予定です。