衣類素材の特徴:ポリエステルとポリウレタンの違いって何?

こんにちは、コラム担当者の奥田です。

 

 

衣類は様々な素材から作られています。天然素材の綿や麻、絹をはじめ、化学繊維のナイロン、ポリエステル、ポリウレタン……。

 

様々あるため、どれがどんな性質か分からない…という方も多いのではないでしょうか?「ナチュラルな天然素材がいちばん」と思われている方もいますが、天然素材にも化学繊維にも、どちらも長所・短所があります。

 

今回は化学繊維のなかでも、ポリエステルとポリウレタンに焦点を絞りたいと思います。

 

 

ポリエステルとポリウレタン、

名前も似ていて違いが分かりにくいですが、このような違いがありますよ。

 

 

①ポリエステルの特徴

 

石油を原料とした合成繊維、化学繊維のなかでも特によく使われる素材のひとつ。

 

防水性:○

耐久性:◎

伸縮性:○

 

大変、丈夫で耐久性が高い素材です。天然素材と違い、虫害も少ないです。

 

また乾きやすく、しわになりにくく型崩れしにくいため、手入れもしやすい特徴があります。そのためノーアイロンシャツなどにも使われています。

 

メリットの多い優れた素材なのですが、静電気が発生しやすい欠点もあります。特にこれから乾燥する季節には気になってきますね。

 

また、洗濯後に黒ずみが起きることがあります。これは洗濯中に汚れが再度付いてしまう再汚染がおきやすい性質によります。汚れのひどい洗濯物とは分けて洗濯すること、洗濯物量や洗剤の適量を守ることなど気をつけるといいでしょう。

 

 

 

②ポリウレタンの特徴

 

ウレタン素材が配合された化合物で、最大の特徴はゴムのような伸縮性。

 

防水性:△

耐久性:△

伸縮性:◎

 

伸縮性があり肌触りも良いので、肌着に使われたり、ストレッチジーンズにも使われています。また、革製品に似せた合成皮革のコーティング素材としても使用されています。

 

ただ経年劣化しやすく、寿命は製造から3年程度と言われています。合皮のジャケットやバッグなどでヒビが入ったようになり、次第に剥げてしまったことはありませんか? 

 

空気中の熱や水分、紫外線などからも影響を受けるため、着用していなくても劣化がすすむ点には注意が必要です。できるだけ寿命を延ばすためには湿気と紫外線に特に気をつけて保管するようにしましょう。

 

 

 

 

素材にはそれぞれメリットとデメリットがあり、特性に合った衣類に活用されています。ご家庭で衣服を選ばれる際や洗濯をする際には少し気にしてみて下さいね!

 

ユニフォームの選定で悩まれているなら、ぜひご相談ください。

 

機能性と耐久性が特に求められるユニフォームでは、ポリエステルが使われていることが多いですが、職場環境や求められる機能性などによって、弊社が最適な素材・最適なユニフォームをご提案します。