抜け毛予防が、食品への毛髪混入リスクを減らす!?

こんにちは、コラム担当者の奥田です。

 

食品工場様や飲食店様では、

日々、異物混入に細心の注意を払われていることと思います。

特に毛髪は、人が携わる限りゼロにすることが難しい部分です。

 

そのため様々な取組みや工夫が行われており、

弊社が提供するユニフォームレンタルもそのひとつです。

 

帽子はタレを上着の中に入れて隙間をなくす、

袖や裾はフライスを付け、袖口・裾口から落ちないようにするなど…。

 

こういった衛生白衣の着用ルールを徹底できていれば、

毛髪が食品に混入するリスクは低減できるでしょう。

 

ですがそれ以前に、そもそも毛髪が抜ける量を減らすことができれば、より安心ですよね。

まずは毛髪についての知識を深めましょう!

 

 

 

①毛髪は1人年間36,500本も抜けている!?

 

日本人の毛髪は1人につき、約100,000~150,000本が生えていると言われています。

 

毛髪は成長期→退行期→休止期のサイクルを辿っており、4~5年で生え変わっているそうです。

1日に抜ける毛髪の本数は約50~150本、年間では1人あたり約36,500本となるのです。

 

1日に約100本、

単純計算だと、8時間の勤務中に30本程度落下していることになります。

従業員様が100人なら1日に3,000本…?!

 

ただ、実際には一日中同じペースで抜けて落下しているわけではなく、

ほとんどは洗髪やブラッシングの際の刺激で抜け落ちています。

 

逆に言えば洗髪やブラッシングが充分でなければ、

勤務中にも多く抜ける可能性がある、ということです。

 

そのため、適切な洗髪やユニフォーム着用前のブラッシングを習慣化させることが

勤務中の毛髪落下を減らすためには重要です。

 

 

 

②特に夏から秋に抜け毛が多い!?

 

夏から秋にかけては、特に毛髪が抜けやすい季節といえます。

 

それは、紫外線の多い時期に頭皮がストレスを溜め込み、

秋に入り乾燥や気温変化が要因となり、抜ける本数が増えるのです。

 

特に今年は、異常ともいえる猛暑から一気に秋が来たかと思えば、

また暑くなったり、寒くなったり…。身体のバランスも崩しやすく、

今の時期は特に抜け毛の可能性が高くなっているといえるでしょう。

 

 

 

③日頃の体調管理が抜け毛予防に重要!?

 

毛髪は常にサイクルを辿り、休止期に入れば自然に抜けていきますが、

抜ける量が増えたと感じた場合には要注意です。

 

季節的な要因のほかにも、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れや

生活習慣の乱れによる血流の悪化や新陳代謝の悪化も原因となることがあります。

 

正常なサイクルを維持するためには、

バランスの良い食事や規則正しい生活、十分な睡眠が重要です。

他にも頭皮の健康を保つため、シャンプーやブラッシング時に頭皮マッサージをすることも良いですね。

 

 

 

個人での生活習慣などは、なかなか指導が難しい部分ではあります。

ですが、まず「知ること」「伝えること」から意識を高めて頂ければと思います。

 

勤務中の毛髪落下をできる限り減らすこと。

そして同時に、それでも落下した毛髪を食品に混入させないこと。

毛髪混入を防ぐため、この2方向からアプローチできると良いですね。

 

抜け毛に関するご相談には残念ながらお応えできませんが(笑)、

ユニフォームでの毛髪混入対策については、ぜひ白龍堂へご相談下さい!